「イクメン」という言葉が一般化してきている中で、子育てに積極的な父親が増えてきていますが、一方で、消極的な父親も多いというのも事実です。
今時の父親は、いくつかのタイプ別に分けることができて、やる気にさせるにはテクニックも必要なんだそうです。
博報堂こそだて家族研究所が作成した『現代パパの子育て事情』によると、今どきのパパは“5つのタイプ”に分けられ、それに併せて消費行動の分析もできるそうです。
分析されるだなんて、同じパパとしては少し嫌な気もしますね。今回ここでは、子育てについてのみスポットを当てていきます。
パパの分類
(1)バランスパパ・・・21.7%
→仕事も育児も前向きに受け止め全てをバランスよく楽しみながら積極的に参加。
(2)オレ様パパ・・・16.8%
→“やりがい”を感じる時はパワーを発揮するものの、面倒な家事や育児になると途端にトーンダウンするという、ムラのあるタイプ。
(3)マニュアルパパ・・・8.2%
→常に全力で堅実にひた走るタイプ。「こうあるべきだ」「ああなりたい」という思いが強く、何でも周囲と比べがち。
(4)やらされパパ・・・36.3%
→子供と遊ぶことさえ億劫で、文句も言わなければ自ら動きもしない、家にただ居るだけ。仕事にも育児にもあまりやる気がない。
(5)おまかせパパ・・・17.1%
→育児や家事はママに任せっきり、家庭に対して消極的なため夫婦関係もぎくしゃく、家庭への不満も大きい。
仕事も育児も前向きで何でも挑戦しようとしてくれるバランスの取れた父親を「バランスパパ」と呼ぶそうですが、本当に2割もいるんでしょうか…?
分類されるのはなんだか嫌ですが、しいて言うなら「俺様パパ」「マニュアルパパ」の中間でしょうか…
パパの皆様はどれに当てはまりそうでしょうか?
パパにやる気を出してもらう方法
そして、分類されたパパたちを「育児に前向きにする方法」や「やる気にさせる方法」があるそうなんです。
(1)明確な指示を出すべし
→普段家にいないパパは、すべきことがわからない場合も多いはず。察してほしい、という淡い期待は捨て、「これ、お願い」と明るく伝えましょう!
(2)感情的になるべからず
→子どもの欲しがるものをすぐに買い与えたり、生活リズムを乱したり、というのは甚だ迷惑な行為。しかし、頭ごなしに「やめて!」と怒るのではなく、ダメな理由をきちん説明しましょう。
(3)当事者の自覚を持たせよ
→“手伝う”というスタンスでは本当の育児にはなりません。丸一日二人きりで過ごしてもらいましょう。
…これはむしろうちの妻に見せたいですね。
とはいっても、「言われなくてもわかってるよ!」と思う方も多いのではないでしょうか。
私は一時期、妻とうまくコミュニケーションが取れず、互いにイライラしていた時期があったのですが、面と向かってしっかり話し合ったことで、互いのやることを認識できました。
初めての子育ての時、パパやママだって親の赤ちゃんです。2人で相談したり、時には周りの人を頼りながら家族が笑顔で過ごせるようにしていきたいですね。
相手に対しては言葉に出さないとなかなか伝わりません。特にお仕事をしているパパは不在になりがちなので、しっかりと意思を伝えることが大事だと思います。
「ママはパパを頼りにしている」と言ってくれるだけでもパパはものすごく頑張れますよね。
世のママさん、パパさんをしっかり頼りにしてくださいね!