赤ちゃんにご飯をあげるとき、大人の食べ物をあげていいのか、離乳食をあげるのかという時期は悩みませんか?私は普段から料理しているのでまだわかる方ですが、普通のご飯と離乳食にどのような差があるのかがわからないというパパもいるのではないでしょうか?
そこで今回は、離乳食と普通のご飯との違いや、赤ちゃんが普通の食べ物を食べられるようになる時期など、パパが気になるポイントを解説していきます。
離乳食と普通のご飯の違い
離乳食と普通のご飯の違いがいまいちわからないというパパも少なくないと思いますが、赤ちゃんは一般的に5~6カ月(首がすわって、支えればお座りができる状態)を目安に離乳食を食べられるようになるとされています。
しかし、食べられるようになるといっても胃の中のものを吐き出しやすいうえ、消化酵素の働きも弱く、さらに噛む力もないので、普通のご飯をあげても食べることはできません。
離乳食は赤ちゃんが食べられるように、液体より少しとろみをつけたものだったり、果物をみじん切りにしたり、つぶしたりしているもので、味付けもだしのみの場合や、かなり薄いものだったりというように、普通のご飯とは違うものであることがおわかりいただけることでしょう。
ご飯の転換期に食べさせる「幼児食」
離乳食という言葉を聞いたことがあるパパでも、「幼児食」という言葉を知っている人は少ないのではないでしょうか。
幼児食とは離乳食を卒業した赤ちゃんが大人の食事を食べられるようになるまでの過程で食べる食事で、大人が普通に食べる食事と味付けや固さ、大きさなどが異なるものを指します。
これは赤ちゃんの歯が生えそろいはじめることや、噛む力がだんだんと強くなっていくことで、離乳食ではなく大人の食事に近い幼児食を食べさせて食事に慣れさせていくという意味もあります。
しかし、大人の食事で使うようなコショウやにんにくといった刺激の強いものは与えるのを避けるとともに、将来、生活習慣病にかかってしまうリスクなどを避けるためにも、幼児食の味付けは薄味が基本です。
赤ちゃんはいつから普通の食べ物を食べられる?
赤ちゃんが普通の食べ物を食べられるようになる目安については、「幼児食」なのか、普段パパが食べているものと同じ食事を指すのかによって変わっていきます。
a.幼児食の場合
赤ちゃんが離乳食から幼児食へ切り替える時期は、一般的に1歳の誕生日を過ぎてからとされています。離乳食などを食べている様子をパパが見て、歯で噛んでいることがわかれば幼児食に切り替えても大丈夫といえるでしょう。
b.普段食べているものを食べさせる場合
だいたい3~4歳になるくらいであれば、パパが普段食べているようなものとほぼ同じものを食べさせることができるようになります。もちろん味付けが濃いものや辛いものはダメですが、お湯で薄めるなどすれば大丈夫です。
まとめ
いかがでしたか。今回は赤ちゃんのいるパパが悩みがちな離乳食と普通の食事の違いや、赤ちゃんが普通の食事を食べられるようになる時期などを解説しました。
今回ご紹介した時期はあくまでも目安のひとつで、赤ちゃんの成長や好みに合わせて離乳食や幼児食などの切り替え時期は変わります。しっかりと赤ちゃんとコミュニケーションを取りながら、赤ちゃんに合わせた食事を食べさせてあげられるよう頑張っていきましょう。