育児パパの割合が増えている現在、パパが外出中にオムツ替えをすることも珍しくなくなりました。しかし、今の日本はまだ育児パパが外出中に簡単にオムツ替えができる環境にはなっていないのが現状です。
今回の記事ではパパが外出中に子どものオムツ替えをする際の問題点について詳しくご紹介します。
子どもとパパだけのお出掛け オムツ交換台は男子トイレにはない
パパが子どもと一緒に外出しているとき、オムツの交換をしなければならないときがあります。しかし、パパにとってはこの外出中のオムツ替えは試練。なぜなら男子トイレのなかにはオムツ交換台はほとんど設置されていないからです。かといってオムツ交換台のある女子トイレに潜り込むわけにもいきません。
実は海外の男子トイレではオムツ交換台が設置されているケースが多く、育児パパへの理解が非常に高いです。アメリカでは「男子トイレにもオムツ交換台は設置すべき」という内容の法案が可決されています。こういう状況を見ると、日本はまだまだ育児パパに対する環境が整っておらず、海外よりも遅れているといわざるを得ません。
ベビールーム、もしくは多目的トイレを利用しよう
日本において男子トイレのなかにオムツ交換台が設置されている施設はごくわずかです。ではパパは一体どこでオムツ替えをしたらいいのでしょうか?女子トイレ以外でオムツ交換台が設置されている場所は施設内の「ベビールーム」や「多目的トイレ」が挙げられます。
しかしここでもパパはアウェーになりがちです。ベビールームは授乳室と同室になっていることがあり、カーテンだけで仕切られていることが多いのでパパにはなかなか近寄りづらいのです。授乳をしているママさんたちへの配慮という点からもパパにはなかなかつらい場所です。
多目的トイレにオムツ交換台が設置されている割合はまだ50%ほどです。多目的なのでいろんな方(障碍者の方など)が使用していることが多く、すぐに埋まってしまうこともあります。
とはいえ今のところ女子トイレ以外でオムツ替えが可能なのはベビールームと多目的トイレくらいですから、なんとかこの二つを利用してオムツ替えをするしかありません。
お出掛け先はオムツ交換できるかどうかで決める
外出先でオムツ替えをしたいのにオムツ交換台が設置された場所がどこにもなかった・・・といういちばん大変な状況を避けるためにも、子どもとお出掛けするときは「その施設にオムツ交換台があるかどうか」をチェックしたほうが賢明です。最近は全国の施設のどこにオムツ交換台や授乳室が設置されているかを検索できるアプリもありますから、事前に確かめてから外出するようにしましょう。
オムツ交換台のない施設にやってきてしまった、どこを探してもオムツ交換台が見つからない・・・という場合は人気のない階段などでオムツ替えをする手もありますが、やはり衛生面や子どもの身体面を考えればなるべく避けたいところです。
まとめ
現在の日本では、パパでも気軽にオムツ交換ができるような環境を作ることが求められているといえます。海外と同じように男子トイレにもオムツ交換台が一般的に設置されるようになれば、夫婦で育児を分担できるようになり、ママにもゆとりの時間が生まれるようになるはずです。
日本においても「パパから見た育児」というものがより意識され、パパが育児をしやすい環境作りを目指していきたいものです。