生まれてきた子どもが赤ちゃんである時期は短く、あっという間に大きくなってしまいます。そのような子どもの成長を逃すことなく見届けたいと思っても、休日くらいしかきちんと相手をしてあげることができないパパにとって歯がゆいものがあるでしょう。
今、私の家では絶賛イヤイヤ期です…ご飯を食べるもイヤ、着替えもイヤ、お風呂もイヤ、寝るのもイヤ…
うちでは今のところありませんが、イヤイヤ期になると、帰宅したパパの顔を見て大泣きするなんてことも。ママでさえ大変なイヤイヤ期の育児は、パパにとって困る事ばかりです。今回は、育児をするうえで避けて通れないイヤイヤ期について考えます。
そもそもイヤイヤ期って?
生まれてからしばらくの間、いわゆる赤ちゃんと呼ばれている期間は、食事と睡眠がほとんどの時間を占めています。その後、少しずつ寝返りを始め、ハイハイができるようになり、つかまり立ちから歩けるようになると、言葉も話すようになるでしょう。生まれてから言葉を覚えるまで、子どもは毎日めまぐるしく変化します。子どもの成長を感じるというよりも、日々何をするかわからないというヤキモキ加減に悪戦苦闘することもあるでしょう。
そして、言葉を話し出すころから子どもに自我が芽生え始め、そこからイヤイヤ期は始まるのです。「着替えない、オムツをはこうとしない、食べない、こぼす、泣きわめく、叩く、噛む、寝ない…」挙げたらキリがないほどですが、このころの子どもというのは人生最初の反抗期であり、パパもママもすべてに正面からぶつかっていては、神経がすり減ってしまいます。
パパイヤ期まであるの?
土日はパパの出番とはりきって子どもに向き合おうとしても、まさかの「パパイヤ…ママがいい~」という声。実際にこういったことは多いようです。近づくだけでも嫌がるし、ママの陰に隠れようとするのは、普段一緒に過ごす時間の少ないパパに対して人見知りをしているのが原因と考えられます。そのため、いつも一緒にいてくれるママのほうにばかり行ってしまう、ということも多々あるでしょう。その場合、子どもはママと普段から仲が良いということなので、決して悪いことではありません。
どう対処したらいいのでしょうか?
パパが近づくと逃げようとする、抱っこしようとすると暴れる…典型的なパパイヤ期ですが、どのように対処すればよいのでしょうか。
一番は無理せずに、パパイヤ期が終わるまで待つことです。ただし、大事なことは「常に子どもの近くにいること」です。パパといるのが楽しいと感じる出来事や、パパが優しく声をかけてくれた場合、子どもは自分から近づいてくるはずです。子どもと遊びたいのに遊んでくれない、という状態は、パパとしては少しつらいかもしれませんが、根気強く受け止めてあげましょう。子どもの方から歩み寄ってきてくれたときの感動はひとしおですよ。とはいえ、決して無理強いせず、色々な方法で子どもの興味をひいてみましょう。
まとめ
真剣に子どもと向き合おうと思うと疲れてしまいます。短い時間だからきちんと向き合いたいと思い、干渉しすぎるのも逆効果なのです。危険なことや迷惑になる行動じゃない限り、少し寛容に接する気持ちが大切です。人見知りなら時間が解決しますし、うまくいかないことに子どもがイライラしていたら、それができるように手助けしてあげましょう。そういう時間をじっくり過ごせば、パパイヤ期は自然に収まりますよ。