最近は日本でもよく外国人を見かけるようになりましたよね。
油をたっぷり使った中華料理なのに、中国の人は痩せた人が多いのはどうしてでしょう？
旬の野菜をたっぷり使って、規則正しい食生活を心掛け、ゆっくり楽しく腹八分の食事をする中国の食文化にヒントがありそうです。
※カロリー表は１人前です。調味料や油などによっても多少差が出てきますので、おおよその目安として参考にしてください。

・油を使った料理が多い！油の摂り過ぎに注意です

中華料理は、炒め物や揚げ物がけっこう多いのでメニューを選ぶときには慎重に。あん、挽き肉、ごま油、ラードを使ったものが高カロリーの傾向にあります。野菜たっぷりのものが多いのは嬉しいところ。魚介類と上手に組み合わせて栄養バランスを整えましょう。

・中華料理、メニュー選び方のコツは？

中華料理は麺類よりもご飯１膳にして、おかず３品とスープをメインに構成すると良いでしょう。おかずは野菜やきのこ類・魚介類を使ったものが理想的で、特に油を使わない蒸し料理がおすすめです。
少人数で食べる時は定食を、大勢でわいわい食べる時はじっくりおかずを選んで食べてみて下さい。食後は脂肪の吸収を和らげるウーロン茶やジャスミン茶を飲むのをお忘れなく。

・具がたっぷりで栄養バランスのとりやすいメニューを選ぼう

野菜や豚肉、魚介類をふんだんに使ったメニューが多いので栄養バランスは比較的とりやすいですが、カロリーオーバーを避けるために、ごはんと麺、スープを残して具をしっかり食べるましょう。つい食べたくなるチャーハンですが、かなり高カロリー。ここはぐっと堪えてご飯にすれば、その分おかずをたくさん食べる事ができます。

・肉と油たっぷりだけど、野菜もしっかり入ってます

酢豚・豚の角煮・北京ダックは高脂肪。多少は油も必要ですが、食べ過ぎないようにしましょう。おすすめメニューは鉄分補給できるレバニラと低カロリーなフカヒレの煮込みです。

・たっぷり食べたい野菜。落とし穴に注意です

なすを使ったおいしい料理がたくさんありますが、なすは油を吸収しやすく高カロリーになりがちなので気を付けて。白菜あんかけは低カロリーで野菜もたっぷりいただけるので嬉しいメニューです。おすすめ食材はビタミン・ミネラル豊富なチンゲンサイと低カロリーな貝柱。

・低カロリー高タンパクな食材が多いです

低カロリーな食材は、フカヒレ、アワビ、クラゲ、大根。春雨の原料は炭水化物がメインなので食べすぎには注意したいもの。意外に高カロリーな麻婆豆腐やかに玉。あんを残すことで100kcalもカットできます。

・目にも楽しい点心は、賢く選べばたくさん食べれます

点心とは、小さなお皿で楽しむ料理のこと。中国では間食・軽食として欠かすことのできない食事です。昼食として食べる際には、１日の総摂取カロリー1200～1400kcalを超えないよう、400～600kcalを目安に計算すると良いでしょう。
やはり焼き物・揚げ物が高カロリーで、蒸しもの・スープになったものがやや低カロリーです。焼き餃子・揚げ餃子をついつい頼んでしまいたくなるけれど、ぐっと堪えて水餃子に。ショウロンポウ小さいのでたくさんつまんでしまいがちですが、意外にカロリーが高いので気を付けて。おすすめメニューはエビシュウマイ。具が豚肉ではなく、エビやカニを選びましょう。
デザートが食べたくなったら、カロリーの低い杏仁豆腐がおすすめです。